室生犀星『蜜のあわれ』を読みました。

室生犀星 『蜜のあわれ』

写真:なかやまあきこ

※室生犀星:1889年(明治22年)-1962年(昭和37年)

※この表紙の本が一般的かと思う(講談社文芸文庫)。
こちらには、室生犀星晩年の名作5篇が収録されている。

頭の中で色々な想像をさせてもらえるお話。
不思議だらけ。
地の文のない「会話」だけの文章技法。

70歳のおじさまと、三歳の金魚。
人間に年齢を聞かれた時は、17くらいと言っていた。

金魚は、金魚なのか人間の姿なのか…はっきり書かれていない。
とにかく想像の中で、姿を描いていく。

金魚がおじさまの上を転がっているのか、17歳がなのか……。

おじさまに、おねだりしたり、自己アピールしたり。
とにかく女っぽい。女の私が読んでいても「可愛い」と思う女の金魚。

金魚のしゃべり方が艶っぽくて可愛いすぎる。
自分のことを「あたい」という。
それから、じれじれとか、ぬめぬめとか、ぬらぬらとかの言葉が……。

一回、声に出して読んで見たくなる言葉が多い(笑)。

すっごく楽しめた。
すっごく面白かった。

露骨なエロではなく、艶のあるファンタジーだ。

女の参考書かもしれない。

読んだのは、写真とコラボした本だった。
幻想的な金魚や花の写真がいっぱいだった。

すごく綺麗な本だった。

●写真のなかやまあきこさんのブログ発見(更新はSTOPしてるようです)。

箱萌え、アート好き。シャンパン好き。編集+コピーライター+写真家 なかやまあきこ(南伽山アキコ)の日常雑記ブログです。おおむね告知と取材移動で見たものなどが中心です。

●こちらは晩年の名作5篇収録のもの。

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