『福も来た パンとスープとネコ日和』を読みました。早く次を読みたくなる2作目。

福の漢字の中の「ネ」「コ」が赤字という遊び心。

『福も来た パンとスープとネコ日和』

群ようこ (2016ハルキ文庫)(※単行本2014角川春樹事務所)

『パンとスープとネコ日和』に続編があるとはつゆ知らず。

しかも2冊も出ていたとは!

号泣して終わった『パンと……』の続き。

***

お母さんとたろちゃんの遺影から始まる。
そしてこれまでのストーリーをサッと思い出す。

『パンと……』はわりと展開があったけど…
『福も来た』はさほどストーリーが動かない。

だけど正体不明だったママのことが少しオープンになる。
アキコは色々考えながら、まだちゃんとお店をやっている。

しまちゃんもずっといい人のまま。
出しゃばり過ぎず、引っ込み過ぎず、アキコ&お店を支えている。

アキコはもうしつこいくらい、たろちゃんのことを思い出す。
そして切なく悲しくなる。

ネコを失う経験をしてみるとその気持ちはよくわかる。
ほんとにほんとにわかる。

前回のストーリーをなぞるように…
またあの人が来たり、またあの場所へ行ったりという感じ。

特にすごい展開はない。
だけど久しぶりに「知っている町」を見にいった感じ。
ゆるりと楽しめた。

これって作家さんの意図なんだろうか?
やけに静かに穏やかに終わった気がする。
それだけど、どの場面も相変わらずとてもリアルだった。

創作というよりも、人の日記を覗いているような感覚。
静かに面白かった。

そして、「次」が楽しみな感じのラスト。
早く3作目を読みたい。
そういう気持ちになる2作目だった。

群ようこ『パンとスープとネコ日和』
シリーズは3作出ています(2017.9現在)。

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