『ひとり暮らしののぞみさん』を読みました。読み応えのある物語絵本。

『ひとり暮らしののぞみさん』 文:蜂飼耳 絵:大野八生 径書房(2003)

※ 蜂飼耳:『いまにもうるおっていく陣地』で、1999年に第五回中原中也賞受賞

ふしぎできれいな本でした。
絵本であり、物語であり、たぶん詩でもある。

64頁の物語絵本。

ひとり暮らしののぞみさんの部屋に鳥かごがあって…妙な展開していきます。
鳥が玄関から来ます。大きいのと小さいの。

いいなぁ。
ひとり暮らしの青玉さんの部屋にも、鳥来てほしいです。

一緒にお茶したり、川の字になって寝たいなぁ。

ちょっと切ないような、さみしいようなお話。

繊細なイラストも、とても美しくて可愛いです。
小さい鳥は、隠れてるみたいに描かれてたり。

私ももし、人間とか動物とかと暮らすようになったとしても、ずっと1は1なのだろう。
出会いがあれば必ず別れもあるけど、そこからまた1人でやっていくしかない。

3が1になると、ぐっと1感が増すのかもしれないし…
3が1になってももう、1ではないのかもしれません。

一緒にいる時間も大事にしたいけど…
離れてからの距離感も、重要POINTなのでしょう。

別れよりも「出会い」の方に重点おきたいですけどね。

自分の想像を膨らませ、自分なりに考えてみる。
そんな余白が多く準備されているような本。

ステキな1冊でした。

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