群ようこ『優しい言葉 パンとスープとネコ日和』を読みました。シリーズ3作目。

『優しい言葉 パンとスープとネコ日和』

群ようこ   (2017ハルキ文庫) (※単行本2015角川春樹事務所)

パンとスープとネコ日和シリーズ3作目。
3作目はネコ過多で、猫好きとしては大変面白かった。

3作目もやはりアキコの日常が描かれている。
主人公の日常が描かれている「だけ」とも言えるけど、そんな感じではない。
すごく引き込まれるのだ。
最後まで読んで、すぐに続きが読みたいと思った。

本を閉じて、寂しい気持ちの中でしばらく考えた。
アキコの日常なのに、なんでこうも余韻を引くのだろうかと。

読み書き初心者な私から、ちょろっと答えが出た。
これは、アキコ(50代女性)という主人公の人物描写だ!と。

アキコという人物がどういう人でどういう考えを持っていて、どんな風に生きているのかを、日常が表しているのだ。その人物描写が上手いから、だから面白い。

こんな、初歩的な解答しか浮かばない私のおでこに若葉マークが見えるけど、気付きというのはそういうもんだろうし、若葉レベルだから初歩的な気付きに感動できる(特権)。

「描写」というのは、読み書き初心者にはなかなか難しい。
自分が書き始めて、ようやく何たるものかがわかってきた。

描写って、
<冷蔵庫と食器棚の間に丸まったレシートの紙屑が落ちていた>

的な文章かと思っていたけど、「人」をしっかり描く描写もあるのだと最近知った(ばかり)。ストーリー展開に力を入れがちだけど、人をしっかり描くことすごく重要!だとhow-to本に書いていた。

だから、群さんの小説は面白い。
そんなにすっごい展開はないけど、面白いのは、登場人物が面白い(興味深い)からだ。

アキコ、シマちゃん、喫茶店のママ、ネコ、お料理の先生、お寺の人、タナカさん。
他にも、ちょっと登場する人達も、どんな人なのかよく想像できる。

群ようこさんは、アキコっぽい人なのかな?
わたしも、素敵な登場人物を作る練習をしようと思う。

そして、4作目を切望する。

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