中編小説 創作記録 その1~7(完)

「中編小説」完成まで、ラストスパートの1か月の記録。
(2018年10月1日~31日)

中編小説 創作記録 その1「創作再開」

2018年10月1日。

ここ数日「筆」がのっていて、3日で23,000字書けた。数か月間、頭の中で練っていたストーリーが、ポンポン出てくる。思いつくままキーボードを打っているから、このまま進むとどうなるかわからない。どっかで詰まるだろうけど、ま、いいや。

集中は30分程度しか続かないのに、「お尻」が痛すぎて動けなくなる。やっぱり、作家には「良い椅子」が必須だと知る。森博嗣先生も、最初に高い椅子を買ったと言われていた。

新人賞とか、もらえるのならもらいたい。だけど、作品が面白くないともらえない。賞狙いで書いた作品は、面白くなくなる気がする。賞欲しさに書いた作品って、どうなんだろうって気がする。

なーんて。
まだ私は、賞レースのスタートラインにも立ってなかった。まずは、自分が「書きたいと思ったこと」を素直に書いてみよう。ヘタでも面白くなくても、完成させてみよう。

そういう感じの意気込み。

(つづく)

中編小説 創作記録 その2「1人ミーティング」

2018年10月2日。

創作4日目。
書いた字数は「27,000字」。
勢い良く書いていたのが、頭がこんがらがって手がとまった。

そして、1人ミーティング。
PCを閉じて、自由画帳に章立てを書いていく。

今まで書いたものが、考えているラストにちゃんとつながるのか?
ここにきてそんなことやる、ど素人だ。色々並べ変えてみて、何とか力業でつなげる。

そして、「要のエピソード」を書き忘れていることに気付いた!

あぁなんてこと。
やっぱり、振り返るって大事。立ち止まるって大事。ミーティングって大事。

だいたいいつも、am2時ごろまで書いている。
惜しみなく豆の珈琲を淹れて「カフェで書いてる妄想」の中で書いている。妄想の中で、フィクションを創作している。

超安上り。

今日の目標は「3万字」なので、あと3000字書いたら寝よう。

(つづく)

中編小説 創作記録 その3「素人作品を添削してみて気付いたこと」

2018年10月3日。

メールで送られてきた「文芸仲間が書いた掌編小説」を読んでみた。
妙に心地悪い文章でぞっとした。文章のリズムがおかしくてすらすらと読めないのだ。

違和感の原因を探るため、プリントアウトして、自分勝手に「校正・添削」してみた。

じっくり読んでみると、やっぱりおかしかった。
全体的には「三人称」なのに、頻繁に「一人称」に感じる部分があった。

赤ペンで、自分なりに直した。

はっきりわかる一人称ではなく、何となく一人称。これ、私も同じ過ちを犯しているかもな、と思った。書いた本人が「三人称と一人称をわざと混ぜた」と言えば個性的な文体とみなされるのかな(羽田さん風に?)……

それと、地の文に出てくる「主人公の心の言葉」がとてもわかりにくかった。そこを(括弧)で括ってみたら少し読みやすく、わかりやすくなった。括弧でくくる必要もないけど、書き方の問題なのだろう。

内容も事実と違うことが多くて(私の方が詳しい地域の話だった)、設定から変えて書き直してみた。

すごく疲れたけど、良い「自主勉強」をした感がある。これから自分が書くときに、気を付ける点をいくつか見つけた。「優れた文章」ばかり読んでても気づかないことも、あるっぽい。

作品を読ませてくれた知人に感謝。「おかしいところがあったら教えて」と言われたけど、こんなに添削したとはさすがに言い難い。

でも、一緒に文章上達していきたいと思っている。

小説の方は昨夜「3万字」まで書きあげて、今日の午前中に「+2千字」書いた。ちまちま進む。

実は、全体の構成を考え直した。なのでこれから、大幅に章を入れ替える。これでいいのか?って感じだけど、やる。

頭使うから、度々お腹がすいて困る。
小説が完成したとき、絶対に太ってる。

(つづく)

中編小説 創作記録 その4「混沌がなかった」

2018年10月4日。

中編小説を、32,000字まで書いてSTOPした。
手は止まったけど、頭は動かしている。

書いたところまで読んでみたら、あまりにも「整然」とし過ぎていた。とてもわかりやすく書けていた。

これぞド素人。最高に退屈。「もやっ」としたところが1つもない。論述かっ。

自分で突っ込んで、書き直すことにした。今まで書いたものを土台にして「書き方」を変えてみようかと。

もっと、混沌とさせたい。
もやもやさせたい。

今日は「癖の強い」小説をいくつか引っ張り出して読んでみた。読んでるうちに何となく「自分の小説をどう書くか」が浮かんできた。

また仕切り直し。
ストーリーは、ほぼ完成している。だけど、ある程度書いてみると、自分の言いたいこと・含めたいことがちゃんと、軸になってるかどうか怪しくなってきた。

小説を書く「壁」って、途中にもばんばん出てくるんだなぁ。素人だからか? ラストでも、脱稿してからもあるんだろうか……。

ひやぁぁ。

「完成したら、みなさん是非、読んでください」などとは口が裂けても言えない。本気で自信のかけらもない。

だけど、それでもなんとか、完成させたいと思っている。

(つづく)

中編小説 創作記録 その5「執筆カレンダー作成」

2018年10月8日。

創作の予定がよくわかるように「カレンダー」を作ってみた。
あと3週間と3日。今週中に書き上げて、来週から推敲を始める。そんな予定にしたけど、できるとは思えない。

昨夜、今まで書いたものを「パズル」のように組み合わせて話をつなげてみた。それなりのボリュームになったけど、ビシバシ削ったら37,500字程度になった。6万字くらいにしたいんだけど、ど素人のくせにおこがましいのだろうか。

字数の問題じゃない気もするし……。

9月終わりごろからお酒は1滴も飲んでいない。だから、夜の時間が長くて良い(でも朝は遅起き)。

今日も、足りない部分の執筆をしようと思う。無駄なことやってるようだけど、意地でこの「山」を乗り越えないと向う側に行けない感じがしている。

これが脱皮なら、次に進化できて嬉しいけど、やってみないとわからない。

(つづく)

中編小説 創作記録 その6「波の違いにうろたえまくる」

2018年10月10日。

小説は「4万4千字」まで書けた。
目標にしている6万字が近づいてきて、嬉しい限り。

ここまでの字数は初めて書いた。
素人ならではの小さな喜びと達成感。

だけど、昨日は1文字も書けなかった。些細な用事をすませた後「頭痛」がひどくなって、何にもできず……。でも今日はすっかり元気で、筆がのっている。昨日、書けなくて悔しくて、うろたえたのが嘘のようだ。

色んな日があるんだな。

こういう「波」の違いにうろたえてるようでは、成し遂げられないのかもな。

座ってる時間が長すぎて「お尻」が痛くてたまらない。尾てい骨の辺りが、うっ血して黒くなっている。お風呂の鏡で確認して「きゃーっ」と言った。戦いの傷とも言えるけど、めちゃ恥ずかしい。

さて、これから4万4千字からの続きを書こう。

(つづく)

※ここからしばらく、本気で集中したので記事を書いていません。
いきなり次で「完成」します。

中編小説 創作記録 その7「完成」

完成した!

2018年10月31日お昼ごろに完成。感無量。
5万字弱。400字詰原稿用紙換算だと146枚。6万字にしたいと思っていたけど、内容をスリムにしたので届かず。

「推敲」ってどのくらい時間(日数)かかるんだろう?と思っていたけど、今回、私は知らぬ間に「執筆」「プロット作成」「推敲」の3つを同時にやっていたような感じだ。

同時にやりながら全体がまとまって、最後はすごい勢いで完成した。ストーリーがかちっと決まった後はもう、迷うこともなく、誤字脱字や段落のチェック(主に校正)を2日くらいやって終了にした。

長い話はエピソードも多いし、主人公の心中を流れよく書けるかどうかわからなかった。書けたのかどうかもわからない。だけど何度も書き直したり組みなおしている間に、およそ全文が頭に入った。しつこくやったからだろうけど、流れが頭に入ってからは、本当に筆が早かった。

中編程度のボリュームの小説を書くことが1つの目標だった。大学の卒論としてではなく、「自分の力」で書いてみたかったので退学した。そして、そのときの自分の目標が、達成できた。

この創作に「何か月」かかったことか。
途中で何度もモチベーションが落ちたけど、しばらくすると復活した。不思議なくらい1つの話に執着していた。「吐き出さねば次へ行けない」と。

10月になってからはただもう「自分のために書きたい」という気持ちだった。
それからもまた、数日間なにもできない日もあった。1つの「ひっかかり」に遭遇すると「ああもう乗り越えられない」とペンを捨て……。でもまたしばらくすると、他の方法を思いついてペンを拾う。

昨日のお昼すぎに脱稿して、自分はどのくらいのテンションになるのか?と思っていたら、疲れ果てて「やれやれ終わった」という気持ちの方が大きかった。パソコンの中も机周りも、このお話の資料やメモが散乱しているので、それを早く片付けたいと思った。

夜は少しだけ赤ワインを飲んだ。

そして「これでまた、次のお話が書ける!」という前向きな気持ちも出てきて、ホッとした。
「もう嫌だ」という気持ちにはならなくて、ホッとした。

ということで「中編小説 創作記録」はこれで終了。
この記事を読んでくださった方「ありがとうございます」m(__)m

おわり

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