「昔の私は自由に書いたり描いたりしていた」

「昔の私は自由に書いたり描いたりしていた」

少し前から、実家の片付けをしている。
と言っても、実家の「自分の部屋」の片付けなので、偉そうには言えない。

「本」を中心に、少しずつ1人暮らしの賃貸へ持ち帰っては分別している。
けっこう面倒だけど、1つずつ手に取って昔のことを思い出している。

**

先日実家から賃貸に持ち帰った物の中に、自分で書いた「漫画と脚本」があった。

そういえば私は昔、よく漫画や小説を書いていたことを思い出した。
試験勉強のために部屋にこもると勉強せずに、漫画や小説ばかり集中して書いていた。

出てきた「漫画」は、仲良しだった部活の友達と自分が冒険するストーリー。
凹んでいるRさんの悩みを解決するために、その他のみんなで無人島に行く。
それぞれのキャラの個性や口ぐせがちゃんと描かれてあって、けっこう面白い。
けど絵はど下手。

もう1つは「脚本」だ。
二十歳ごろに書いたと思われる、桃太郎のストーリーをかなりいじったもの。
やぶったノートを使用しているが、一応ちゃんと脚本らしく書かれているからすごい。
キャラもイラストで説明されている。
内容は単純だけど、ちゃんとオチがあった。

すごいすごい。
昔の自分って、こんなに自由に、絵や文章をかいていた。
私は昔から、書くのも描くのも大好きで、かいてばかりいたようだ。

今も作品を書きたいなって思ってるけど、進まない。
なんで書けなくなったんだろう。

ついでに思い出したことだけど……
小学生の頃にお別れ会で、友達と「漫才」をしたくてネタを書いた。
先生が許可してくれて、クラスで披露させてもらえた。

中学生の頃に友達と「交換漫画」をしたこともある。
部活部屋の教壇の下に隠しておいたら、ある日無くなっていた。

社会に出てからも、小さな劇の脚本を書いたり、ミュージカルの脚本を書いたり作曲したり、合奏をアレンジしたり、キャンプのテーマソングを作ったり……。
友達の誕生日に、彼女を主人公にした超短編小説を書いて送ったこともあった。

私はずっと、何かを作っていた。

今年の3月に「本当にしたいことは何? 今何をしたいの?」と自分に問うた時に「文章を書きたい」と真っ直ぐに出てきた思いは、ずいぶん昔からあった思いなのかもしれない。

直観で大学を選んだつもりだったけど、前から望んでいたことなのかな。

社会に出てからはスキルアップや人間関係のために、how-to本ばかり読んでいた。そういう読書だってきっと、肥しになっていると思う。

だけど私は基本「文学」が好き。
ストーリーが好き。

実家の片付けをしていると、昔読んだ本がわんさか出てきた。
私は昔、安部公房が大好きで、筒井康隆や辻仁成の本もよく読んでいた。
社会に出てからそのことをすっかり忘れた。

45歳の今。
文章の勉強をしながら、地道に小説を書いている。
こうなるべくしてなった気もしてきた。

自分で岐路を選んできたような気がしていたけど、運命の一本道をただひたすら歩いているのかもしれない。

**

若い頃の自分が、本や、書くこと描くことが好きでいてくれて、本当に嬉しい。
「今」やりたいことが、突発的に起こったことではなくなるから。

昔の汚い字の脚本や、下手な絵の漫画は、たぶん「友達や先生」に見せたくて書いたんだと思う。ということは、読み手を設定すれば書けるのかも。

歴史の中に色んなヒントがみつかるけど、自分の短い歴史の中からもヒントがみつかることもあるのかもしれない。

昔のように、下手でも無茶苦茶でもいいから書いてみたい。
そう思った1作目が、この作文のような日記。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ おひとりさまへ

スポンサーリンク
スポンサーリンク




スポンサーリンク




フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク