群ようこ『パンとスープとネコ日和』を読みました。

群ようこ『パンとスープとネコ日和』

2013ハルキ文庫(2012単行本)

主人公アキコ(50代)の母が急死し、突如人生が変化し始める。
会社を辞め、母の店を改装してサンドイッチとスープのお店を始める。
アルバイトのしまちゃんと出会う。

そんなところからスタートするお話だ。
サンドイッチとスープのお店ってだけで魅力的。
もう、文字だけでもおいしそう。

仕事一筋だった50代女性の生活や仕事の変化。
けして軽いことではないだろう。

だけどアキコは1つ1つ受け止めていく。
迷いながらも着々と新しい道を進んでいく。

会社で得た自信や人生経験もあるだろうけど……やっぱり新しいことをするには、色々と弱気にもなると思う。

その辺の「自信と弱気」「手探り感」など、今の私自身とも重なって感じた。

それと、私もネコを飼っていたことがある。
終盤のアキコの気持ちが伝染して、色々思い出して苦しくなった。

ラストは号泣。
涙が止まらず。

WOWOWドラマ『パンとスープとネコ日和』(2013)も視聴した。

監督は松本佳奈さん。
フードスタイリストは飯島奈美さん。

キャストは、小林聡美さん、もたいまさこさん、伽奈さん、光石研さん、加瀬亮さんというレギュラーメンバーと、市川姉妹は今回はお姉さんが出演している。岸恵子さんも重要な役。曲もいつもの大貫妙子さんで、ホッとする歌声。

映像ではやはり、サンドイッチとスープ。
アキコが作ったり食べたりしている食事がとてもおいしそうだった。

お部屋も服も調理器具も全部ステキ。
ママのコーヒーやナポリタンも、画面のこちらに香りが渡ってくる。

ドラマは2013年の作品。
2012年に発売された『(本)パンとスープとネコ日和』の内容だ。小説はけっこうズシリときたけど、ドラマの方は少し内容が軽やかになっている感じがした。

キレイでオシャレな映像を楽しめる。
最後のダンスは大きな「?」だけど楽しかった。

『パンとスープとネコ日和』シリーズは3冊出ています(2017.9現在)。

1『パンとスープとネコ日和』2012
2『福も来た パンとスープとネコ日和』2014
3『優しい言葉 パンとスープとネコ日和』2015
(3冊とも文庫化)
福の漢字の中の「ネ」「コ」が赤字という遊び心。 『福も来た パンとスープとネコ日和』 2016ハルキ文庫(単行本2014角川春樹...
群ようこ『優しい言葉 パンとスープとネコ日和』 2017ハルキ文庫(単行本2015角川春樹事務所) ◇ パンとスー...

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